ミヤマウスユキソウ 【 深山薄雪草 】
山形県月山 ・7月8日撮影
みちのくの高山で
高山に咲くウスユキソウの仲間は、日本には8種類ほどあるが、そのなかのひとつのミヤマウスユキソウは、東北地方の高山に分布している。別名をヒナウスユキソウともいう。この名のほうがわたしには馴染みがあり、好きなのだが、中央アルプス木曽駒ヶ岳にヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)という特産種があり、やはり紛らわしいのかも知れない。
(2002.7.31更新)
日本のエーデルワイスといわれるハヤチネウスユキソウよりだいぶ小ぶりで、草丈は10cmほど。純白でふくよかな質感の苞葉は、いかにも薄雪草の名にふさわしく、日本人好みとよくいわれる。地味ではあるが、夏山の稜線を渡るさわやかな風のような花である。