センリョウ【 千両 】


静岡市・1月1日撮影

初春を飾る“千両”の赤い実

正月の床の間を飾る生け花には、センリョウの赤い実がよく使われる。“千両”に通ずるその名から、縁起をかつぐのだろう。枝の先にまとまってつく赤い実は、緑色の葉に映えて、切り枝としての姿がよい。
一方、同じく赤い実のなるマンリョウ(万両)のほうは、まっすぐに立ち上がった幹から横に出た枝に実がつくので、鉢植えにはよくても、生け花としてむずかしいのだろう。
万両、千両とくれば、百両というのもあるのかというと、ちやんとある。百両とはカラタチバナの通称で、十両とは同じく赤い実のなるヤブコウジをさすそうだ。

新年明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって、そしてわたしにとっても、佳き年でありますように…。と、殊勝なことを願いながらも、年末年始は家族で温泉、酒、焼肉、麻雀に明け暮れ、実に無為にダラダラとのんびり過ごすことができました。

(2002年1月4日更新)

一覧へ

inserted by FC2 system