ジシバリ 【 地縛 】
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春の野遊びの傍らで 地面を縛るとは、なんとも大げさな名前だが、黄色の可愛らしい花を支える茎は細く、丸い葉も小さい。タンポポと同じように、雨の日や夜には花をそっと閉じている。ところが、本当の茎は地面を這って四方八方に広がり、ところどころから根を出して着々と地を縛っていく。 花の大きさは直径2〜2.5cmほどで、花の茎の高さは10cmくらいになる。平地から山の日当たりのよい野原や道端などでよく見られる。別名をイワニガナともいう。 日本全国に分布する、いわゆるありきたりの春の雑草だが、春の野遊びでお弁当をひろげたときなど、傍らにこの花を見つけると、いかにも春たけなわだなあと感じる。 (2001.4.11更新) |