ラショウモンカズラ 【 羅生門葛 】


山梨県南巨摩郡 櫛形山 ・ 5月17日撮影

 

切り落とされた鬼の腕

この花の名前は、牧野図鑑によれば、花の形が、京都の羅生門で源頼光の家来の渡辺綱が切り落とした鬼神の腕に似ていることからつけられたという。
4月から5月ころ、山の木陰や林の縁に咲く美しい花なのに、なんとも恐ろしい命名である。草丈は20〜30cmほどだが、ひとつの花は4〜5cmもある。春の緑の草むらの中では、この花の紫色ははっとするほど美しい。

(2001.4.24更新)

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