セキショウモ 【 石菖藻 】

長野県南安曇郡穂高町 ・ 4月7日撮影

水温む

フォトイマージュ「雲の上」の写真展をご高覧いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで盛況のうちに幕を閉じることができました。

ご覧になれなかった方のために、出展作品「水温む」をアップしました。信州安曇野の大王わさび農場に流れる川のみなもです。ここは歌唱「早春賦」のふるさとでもあります。
雪解けの澄みきった水はとうとうと流れ、水中では細長い葉のセキショウモがゆらゆらと身をまかせています。水面には、まだ葉を出す前の木の枝が写りこみ、どこか幻想的な心象風景をねらうにはねらったのですが…、とてもとてもそこまではいたっておりませんね。
古い映画好きのかたなら、この写真を見て、どこかで見たことある光景だぞと、懐かしい映画の一場面を思い出されるかも知れません。写真展会場でそのことを友人に指摘され、おどろいてしまいました。
さて、セキショウモは、北海道から九州の池や小川の流水中に生える多年草。葉は細長く、70cmくらいになる。雌雄異株で、夏から秋に小さな目立たない花を水面に咲かせるという。

(2002.4.11更新)

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