ハナイカダ 【 花筏 】

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山梨県県南巨摩郡・5月19日撮影
筏に乗った花
葉の真ん中あたりに花が咲く。その姿は、花が筏に乗っているようなのでその名が付いたという。でも、葉が筏にたとえられるようになるには、それだけではないだろう。きっと、この葉を1枚ずつちぎっては、川面にそっと流した人でもいたのではないだろうか。人それぞれ、さまざまな思いをこめ、ときにはさまざまな思いを流すかのように。そう、それはまるで、日々の笹舟日記のように…。
ハナイカダは、山の林の下などに生える雌雄異株の落葉低木で、高さは3mくらいになる。写真は、1つの葉に花が3〜5個ついているので雄株だと思う。雌株では葉の中央に雌花が1つだけ咲き、花が終わると、葉の真ん中に1cmほどの実ができる。夏のころになると、実は緑色から黒色になり、なんとも可愛らしいというか、おもしろい姿に変わる。
(2003.5.31更新)

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