栃木県那須高原 ・6月12日撮影
キレンゲ 新潟県湯沢高原6月7日撮影 |
鮮やかに高原を彩る
レンゲツツジは、日当たりのよい高原や湿原に生え、木の高さが1.5mほどになる。花の色はふつう朱橙色で、群生地では初夏の草原を朱色に染め上げることがある。写真の花は、いくらか紅色が強いほうだと思うが、花の色はなんと黄色のものまである。黄色の花をキレンゲと呼んだりしているが、どれも同じ種類である。 花の直径は5〜6cmほどで、日本の野生のツツジのなかまではいちばん大きい。初夏の高原では、朱橙色の花はいささかどぎつい感じがしないでもない。その点、キレンゲのほうは目に優しく、爽やかである。ところが、どちらの色の花にも、花や葉に有毒成分がふくまれ、放牧が行われる高原では牛が食べないので、知らずに群生するようになったといわれている。 上の写真を撮った場所は、駐車場のすぐ脇だったと思う。急かされるようにそそくさと撮った気がする。案の定なんとなく雑な写真だ。登山の下見と称して平日に出かけ、天気があまりよくなかったから、牧場でなにやらうまいステーキなんぞを食べ、温泉も入って日帰りしたのだった。
(2002.5.27更新)
|