アカツメクサ 【 赤詰草 】


山梨県南巨摩郡 ・6月撮影

牧草が逃げ出して

アカツメクサは、明治時代の初めころ、牧草としてヨーロッパから入ってきたものが、今では日本各地に自生している。草の高さは、30〜60cmほどになり、5〜8月ころ、茎の先に赤紫色の蝶形花が球形に集まって咲く。
四つ葉のクローバーでおなじみのシロツメクサより、花は1か月ほど遅れて咲きだし、草丈もアカツメクサのほうが大きい。
この写真では、アカツメクサとシロツメクサがいっしょに写っているが、必ずしも同じような場所に咲くとは限らない。アカツメクサのほうが、どちらかといえば山地や高原のようなところでよく見られ、シロツメクサは都会の周辺の道ばたのようなところでも見られるように思う。
別名をムラサキツメクサともいう。名前に「アカ」とつくものと「ムラサキ」とつくものがあり、意外に混同しやすい、というか、私がはじまっているだけなのか…。

(2002.6.23更新)

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