エンレイソウ 【 延齢草 】
長野県白馬村栂池自然園
・7月4日撮影
地味な花だが
エンレイソウは、山の林の下に生え、4〜6月ころに花が咲く。花とはいっても地味なもので、3枚の花びらのような萼も緑色から暗紫色をしている。ところが、この花は意外に目を引く。それは大きなプロペラのような3枚の葉が印象的なのだろう。そして、この花の咲いている場所は、なぜか決まって静かで、しっとりと湿った山の空気が木漏れ日とたわむれている。
写真の白馬山麓の栂池自然園は、ゴンドラとロープウェイを乗り継げば、だれでも簡単に歩けるところだが、さすが標高が1900mほどもあるので、このエンレイソウも7月はじめころに咲いていた。(2003.6.20更新)