ハクサンイチゲ 白山一華 】 

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山梨県北岳・7月13日撮影

高山の純白

ハクサンイチゲは、高山植物のなかでは、最もポピュラーな花のひとつといってよいだろう。というのは、本州中部以北や北海道の夏山では、この花はどこへ行ってもよく見られる。ときには、残雪かと見まがうほどの白一色の大群落をつくる。純白の花は飾り気がないが、よく見れば真ん中に丸くふくらんだような黄色い雄しべと緑色の雌しべの集まりは、上品な爽やかさと可愛らしさを添えている。
草の高さは30cmほどになり、花の直径は2〜2.5cmくらい。名前は、加賀の白山と一花で咲くことが多いイチリンソウ属であることを示している。
写真はかなり古いです。ちょうど20年前の夏、吊尾根の八本歯のコルあたりから撮ったもので、向こうに見えるのは間ノ岳。でも、もしかしたら、昔のほうが写真は上手だったのかも知れないな(?)。

(2002.7.31更新)

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