ハクサンコザクラ 【 白山小桜 】

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新潟県火打山・7月22日撮影



短い夏を謳歌 

ハクサンコザクラは、高山の雪田のまわりなどの湿地でよく大群落をつくる。雪が解けた際から緑の葉が育つと、次々に茎を伸ばして花を咲かせていく。草の高さは15cmくらいで、花の大きさは2cmほど。サクラソウのなかまで、鮮やかな赤紫色の花が一面に咲くと、それは見事としかいいようがない。本州中部以北の日本海側の高山に多い。加賀の白山で最初に見つけられたので、「白山小桜」と名づけられたという。ハクサンの名がつく高山植物はとても多い。
写真は、新潟県南部の妙高山の隣に位置する火打山で撮影した。天狗の庭というなだらかな登山道のわきでは、一面のハクサンコザクラの花が短い夏を謳歌していた。ここは、まさに雲上の楽園だった。

(2002.8.6更新) 

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