メアカンフスマ 【 雌阿寒衾 】
北海道 雌阿寒岳 ・
7月30日撮影
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北の白い星々
高山の岩礫地に生えるハコベのような花だが,この雌阿寒岳と知床の羅臼岳にのみ生育している。似たものが東北の鳥海山と月山に見られるが,そちらにはチョウカイフスマの名がついている。 白い5弁の花は,1cmほどで小さいが,いっぱいにつけた花々は,北の高山にまたたく白い星々のようにも見える。 フスマ(衾)とは,布団のこと。(「同衾」というから,わかるよね。)春の平地で咲く似た花に,ノミノフスマというのがあり,名はそこからきたようだが,でも,どうして布団なのか,何が布団に似ているのか,さっぱりわからない。
(2001.8.22更新) |