ハクサンシャジン 【 白山沙参 】

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秋田県 森吉山 7月20日・撮影


高山のツリガネニンジン

ハクサンシャジンは、夏山で花を咲かせる高山植物だから、本来なら7月か8月の項目に入れるべきなのだろう。でも、この花は、平地や高原で夏から秋によく似た花を咲かせるツリガネニンジンの高山型の変種だから、比較しやすいように9月に入れておきます。というか、載せようと思っていたのにどんどん遅れて、気がついたら9月になっていたというわけ。別名をタカネツリガネニンジンともいう。
本州中部以北と北海道に分布し、高山の草地や礫地で見られる。加賀の白山ではじめて見つかったのでその名がついたそうだが、むしろ東北の山のほうが多いような気がする。草の高さは30〜40cmくらい。
釣り鐘形の紫色の花をたくさんつけ、なんとも可愛らしい。

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夏のツケがついに回ってきた。9月に入ったら、さっそく忘れずにちゃんとやって来た。と、いっても、飲み屋のツケでないのはもちろん、遅れて来る夏バテやクーラー病なんかでもなく、ましてや夏の遊びすぎの金欠病でもない。金欠はもう、年がら年中の日常茶飯事で慣れっこだから、別にとりたてて騒ぐことでもない。アレである。アレがついに来たのである。ほほー、アレですか。そうなんですアレなんですよ。それはそれはとんだことでしたね。でも、アレは痛いでしょ。それは痛いですよ。で、どのへんで。東北です。ああ、あっちは純朴で、めんこいからね。いや、とんでもない、厳しかったですよ。なかなか許してくれなくて、ずいぶん絞られましたよ。また〜、この色男が〜。当分は乗れなくなるね。ええ、30日だそうです。少しは懲りたでしょ。ええ、もう大反省してますよ。それなら、まあ、覚悟を決めて早めに行くんですね。なんだったらイイとこ知ってますから、ご紹介しましょうか。? いえいえそれには及びません。だから、今日が出頭日だったので、朝からもう行ってきたんですよ。? それで…。混んでる混んでる。すごい人でしたよ。へえ〜、そんなに流行ってるんだ。コワイ、コワイ。コワイですね〜え。もっと悪いヤツでなくて、まだマシだったですね。まあ、不幸中の幸いだと思うんだね。ええ、いまどき取消しだったら、もう泣きですよ。まだ免停30日で、いい薬になりました。??? さっきから免停だ、取消しだのって、いったい何のことだい。だからアレですよ。ああ、あっちのアレのことね、なるほど。アレは痛いでしょ。(全然話がかみ合ってない。そんなもんです、会話なんか。)
というわけで、はい、行ってまいりました。府中のあの懐かしの運転免許試験場へ。
7月下旬、東北登山の帰り道、一般道で見事にネズミ取りに捕まったのでした。いまだ無事故・無違反ゴールドカードの模範的ドライバーだったのに、ああ一瞬にして、3433kmオーバーのスピード違反。まあ、なにごとであれ、あやまちとは、一瞬の出来事なのですね。かくして行政処分、30日間の免許停止でした。
午前8時半受付開始とあったので、少し前に着くと、もう並んでる。出頭通知の葉書と免許証を提出して受付すると、どでかい警視総監印の押された運転免許停止処分書を渡され、ここで正式に免許停止となる。でも、その書類の下側が、ちゃんと短期講習申請書になっていて、もちろんこちらは自由なのだが、13,800円分の印紙だか証紙だかを買って貼り、丸1日びっしりの短期講習を受ける。なんせこんなこと生まれてはじめての経験だから、どういう段取りで、なにをやらされ、なにをされるのか全然知らず、正直言ってめっちゃ不安だった。特に、運転実技がありますの一言に、もしマニュアル車だったら、絶体絶命、万事休すだと心配していた。だって免許取ってから、一度もマニュアル車は運転したことないし、半クラッチなんか絶対できねえ。自信もっていえる。でも、最初の講習内容の説明でAT車だときいて、なんともホッとして気が楽になった。そして、なんと、この講習後の考査(筆記試験)で、42点満点で36点以上取ると、成績「優」で、免許停止期間が29日分軽減されるというではないか。そんなの全然知らなかった。てっきり30日間バッチリ免停だと思っていた。と、いうことは免停はたったの1日、この講習が終わってからだから、実質半日ということになる。
ボクは久々にがんばったね、お勉強を。安全運転の方法、運転者の社会的立場、実車による診断と指導、道路交通法令の知識と安全運転の方法、等々の講習を受け、そして、考査。ボクが見事「優」の成績で、免停期間29日の軽減を獲得し、その日の帰りには、再び免許証を奪い返して帰ってきたことは、もう言うまでもないね。部屋の中はクーラーが効きすぎ、外は真夏のように熱く、昼に食った地下食堂のラーメンはやたらにしょっぱく、今年の夏の最後を思わせるような、ボクの熱くて長い長い1日でした。
そして、おまけがあるのです。夜、家に帰ったら、なんと、今度は検察庁からのお呼びの通知がバッチリ届いていたのです。たぶん、即決裁判の罰金なのでしょう。ああ、これが痛いのですよね。なにはともあれ、みなさまもご安全に。

2003.9.3、4更新
 
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