キンエノコロ 【 金狗尾 】


東京都東大和市 ・10月撮影

黄金色に輝く

エノコログサ(狗尾草)のなかまは、ねこじゃらしの名で親しまれている。道端や空き地など、どこにでもはえる雑草だが、毛虫のような穂が秋の夕日に照らされると、なんのへんてつもない草むらがきらきら光る。特に、このキンエノコロという種類は、花穂の毛が金色なの黄金色に輝く。
「狗」とは犬のことで、狗尾草(えのころぐさ)の名は、犬の子草、犬ころ草といった意味だろう。
犬と猫の両方の名をもつこの草は、子供たちには人気がある。この草の穂を持って、「毛虫だぞー!」と、女の子を追う悪童は、昔も今も変わらないだろう。

(2001.10.16更新)

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