ポインセチア 【 猩猩木


東京都港区 ・12月撮影

師走の街角を真紅に彩る

12月の声を聞くと、燃えるように赤いポインセチアが、花屋の店先を飾る。そして、この1年も終わりに近づいたことを知る。もちろん園芸植物で野生の花ではないが、たまにはよいだろう。
真紅の葉のように見えるものは、花にあらず、葉にあらず、苞(ほう)と呼ばれるもので、花のつぼみを包んで保護していたものが変化したすがた。いうなれば葉とがくの中間的なものである。花は、中央の茎の先に、黄色の小さなものがついている。
原産地はメキシコで、アメリカで改良され、苞は大きく、また燃えるように赤くなった。赤い花には魔除けの力があるという。別名をショウジョウボクともいう。
ジングルベルの鈴の音は、もうそこまで聞こえてきているような気がする。

(2001.12.13更新)

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