ゼニゴケ 【銭苔】
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おとぎの国の“樹氷” 例年に比べれば、暖かい12月のように感じていたが、さすがに朝晩の冷え込みは厳しくなってきた。 冬の朝は、枯野も畑も人家の屋根も、白い霜でおおわれる。朝日が射し始めると、あたり一面がキラキラと輝き出し、ひとときの銀色の冬景色を見せてくれる。 ゼニコケは湿気の多い場所なら、どこにでもよく見られるコケで、開いた傘のような雄株や破れ傘のような形の雌株(写真)が無数に乱立する様子は、ちょっと気味悪くも見える。でも、この写真のように、霜のおりたようすをクローズ・アップしてみると、おとぎの国の小さな“樹氷”といった感じ…。 (2000.12.11) |
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