マンリョウ 【 万両

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東京都 ・1月13日撮影

 

縁起のよい赤い実

「万両」という名前がめでたく、赤い実がたくさんついてきれいなので、よく正月の鉢物にされる。庭にも観賞用として植えられるが、関東地方より南の暖地の林の中に自生している。木の高さは30〜100mほどの常緑低木で、秋に小枝の先にそれぞれ10個ほどの赤い実をつけ、鳥に食べられなければ翌春まで残っている。
写真は、猫の額の4分の1くらいしかないわが家の庭のマンリョウ。今年は実がよくついた。あやかりたいものだが。このマンリョウ、植えもしないのに、ヒヨドリが糞といっしょに種子を運んできたのだろうか、いつの間にやら生えて、今ではひょろひょろと1mくらいに伸びている。先日まわりの枯れ菊を刈ってしまったら、ほとんどひとりでは立っていられなく、昨日の雪では倒れたまま地面に寝ていた。幹はしなやかでそう簡単には折れそうにないが、木が倒れて寝ている姿は、なんとも無様というか哀れに見える。もう支柱でも立ててあげないと無理だろう。

(2003.1.24更新) 

 

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