ヤブコウジ 【藪柑子】

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東京都小平市 都立薬用植物園 ・12月15日撮影

 

めでたい“十両”の名

山地や丘陵地の林の日陰に生える常緑低木だが、木の高さは10〜20cmくらいしかない。11月から1月ころに、直径6mmほどのつやつやした赤い丸い実をつける。
赤い実は昔からおめでたいものとされてきたので、正月の寄せ植えなどによく植え込まれる。マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)と並んで、ヤブコウジは“十両”と呼ばれる。それなら百両もあるのかというと、ちゃんとあり、よく似ているが全体にやや大きく、葉の細長いカラタチバナを“百両”と呼ぶ。

(2003.1.14更新) 

 

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