自然界には珍しい茶色の花
アオキはよく庭に植えられたり、いつの間にやら生えてきたりするが、本来は山の林の下に自生する常緑低木である。冬から春まで、楕円形でつやつやした赤い実をつけているので、暖国育ちの人なら、子供のころにこの実で遊んだことのある人は多いだろう。 自然界に茶色の花はとても少ない。アオキの花は木としては珍しく茶褐色で、3〜4月ごろに咲く。花の直径は7mmほどで小さいが、よく見れば4弁でかわいらしく、色にも渋い味わいがある。雄株と雌株があり、写真の花には黄色い4個の雄しべがあるので、雄花だろう。 四季を通じて青々とした葉をつけていることからその名があるが、それを変わらぬ若々しさと喜ぶ人もいれば、いつまでも青臭くて、疎ましいと感じる人もいる。 今日はあまりにもヒマで、昼間から2本も更新してしまった。初めてである。さて、今夜は大場の芝居でも観に行くことにしよう。
(2002.3.20更新) |