アオキ 【 青木 】


東京都東大和市・4月12日撮影

自然界には珍しい茶色の花

アオキはよく庭に植えられたり、いつの間にやら生えてきたりするが、本来は山の林の下に自生する常緑低木である。冬から春まで、楕円形でつやつやした赤い実をつけているので、暖国育ちの人なら、子供のころにこの実で遊んだことのある人は多いだろう。
自然界に茶色の花はとても少ない。アオキの花は木としては珍しく茶褐色で、3〜4月ごろに咲く。花の直径は7mmほどで小さいが、よく見れば4弁でかわいらしく、色にも渋い味わいがある。雄株と雌株があり、写真の花には黄色い4個の雄しべがあるので、雄花だろう。
四季を通じて青々とした葉をつけていることからその名があるが、それを変わらぬ若々しさと喜ぶ人もいれば、いつまでも青臭くて、疎ましいと感じる人もいる。
今日はあまりにもヒマで、昼間から2本も更新してしまった。初めてである。さて、今夜は大場の芝居でも観に行くことにしよう。

(2002.3.20更新)

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