フデリンドウ 【 筆竜胆 】


山梨県南巨摩郡・3月28日撮影

春の光を浴びて

 リンドウといえば,秋の花と思われがちだが,春に花の咲く種類もある。フデリンドウは,春のはじめに,木洩れ日の射す雑木林のなかや山の草原で,薄紫色の花を咲かせる。
 草丈は5〜10cmほどで,秋のリンドウと比べてだいぶ小さい。日が照っているときだけしか花が開かないので,曇りの日には目立たない。
フデリンドウという名は,つぼみの形が筆の穂先に似ていることからついたというが,たいがいのリンドウのつぼみは筆のような形をしているのだが…。

(2002.3.5更新)

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