ノゲシ 【 野罌粟 】

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東京都新宿区 5月3日・撮影

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葉のつけ根の両端はとがっている。

白い乳液が 

道ばたや畑などによく生え、草の高さは1mくらいにもなる。花はやはり春に咲くが、暖かい地方だと、3月ころから10月ころまでだらだらと咲いていたりする。ハルノノゲシともいう。
茎や葉を切ると、白い乳液が出るので、子供のころはなんとなく気持ち悪い感じがしていた。でも、考えてみると、レタスも新鮮なうちは白い乳液が出るのに、別に気にはならない。ということは白い乳液というよりは、切れ込みの多い葉など全体的な姿による印象なのだろうか。きっと、よく似ていて全体に大きく、葉が厚くて縁にとげがいっぱいある帰化植物のオニノゲシとイメージをダブらせてきたのかもしれない。
切れ込みの多い葉がケシに似ているのでその名が付いたというが、ケシのなかまではなく、キク科。若い菜は、苦みはあるが食べられるそうだ。私はあまり食べたいとは思わない。

(2004.4.27更新)

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