ミチタネツケバナ 【 路(道)種漬花 】




東京都八王子市裏高尾 4月上旬・撮影


花。雄しべが4本しかない。

帰化植物
ヨーロッパ原産の帰化植物で,本州,北海道に分布している。道ばたのような乾いた土地に生え,草の高さは在来のタネツケバナよりやや小さい。街の中の公園や植え込みなどでよく見かけるが,自然が豊かな高尾山のふもとで去年見かけ,ちょっと驚いた。
在来のタネツケバナと異なる点は,花期にもロゼット状の根生葉が残り,小葉に切れ込みがほとんどない。茎は無毛。アブラナ科なのに雄しべが4本しかない。でも,春先に花が咲き始める頃の姿はよく似ていて,どちらだかわからなくなることがある。最近は,帰化植物の知識がないと,とんでもない間違えをおかしてしまったり,お手上げになったりすることがある。
(2006.4.11更新)
 

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