アケボノスミレ 【 曙葵 】



山梨県 櫛形山 5月1日・撮影


“春は曙”の空がよいと言ったのは清少納言だが,そんな春の曙を思せるような華やかでふくよかなスミレだ。数多いスミレのなかで,このスミレがいちばん好きという人は意外に多い。
スミレサイシンの仲間で,太平洋側でも日本海側でもない,内陸地帯の山地に棲み分けて分布している。花の直径は2〜2.5cmで,側弁の基部にはふつうまばらに毛がある。花が咲き出したころには,まだ葉は丸まっていることが多い。
古いポジフィルムからスキャンして日の目を見せてあげたものなので,画像が荒れていて申し訳ありません。
デジカメに移ってから,このアケボノスミレはどこかで撮った気がするのだが,ついに探し出せなかった。デジカメ写真が多くなりすぎている。しかもヘタな写真ばかり。おまけに整理が悪いので,選び出しに手間と時間がかかりすぎ,しまいにはイライラしてくる。むしろかつて整理したフィルムからの方が早く出てくるという,おかしな逆転現象が発生している。困ったもんだ。
(2009.4.10更新)

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