オオイヌノフグリ 【 大犬の陰嚢 】
 
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長野県北安曇郡 4月2日・撮影
 
 
寄り添いて 春まだ浅き いぬふぐり
 
寄り添いて 仲睦まじき いぬふぐり
 
 
 
春浅き 二人ふぐりの 睦まじき
 
春浅き ふたり並んで ふぐり咲く
 
春浅き 寄り添いて咲く ふぐりかな
 
 
 
睦まじく ふたり並んで ふぐり咲く
 
ふぐり咲く ふたり並んで 睦まじく
 
 
青空を 映すひとみか いぬふぐり
 
青空に そよ風はる風 いぬふぐり
 
 
大地ゆれ 青空のなみだか いぬふぐり
 
 
ふぐり咲く 土手をそしらぬ 春が行く
 
 
花とても 二人あればこそ 過去未来
 
 
 
(五・七・五のわずか17音なのに,いろいろな組み合わせが次から次へとできておもしろい。でも,どれかよいのか,はたまたどれがよくないのか,ぜんぜんわからない。写真の説明的な俳句から始まって,いじくり回すうちに,やはり大震災にふれずにいられなくなり,そしてついに最後の一句が絞り出てきた。たぶんこんな感じの思いを言葉にしたかったんじゃないのかなと,自分には思える。)
 
 
(2011.4.12更新)
 
 
 
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