オオキンケイギク 【 大金鶏菊 】

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山梨県竜王町 5月15日・撮影
 

明るく伸びやかに 

高速道路の法面や幹線道路の分離帯などでには、もとはといえば植えたのだろうが、それが河原の土手や空き地などにも広がり、鮮やかな黄色い花を咲かせている。帰化植物だが、明るく、伸びやかで、爽やかな感じさえする。他の者たちが好まないというか、生きてはいけないような荒れ地に逃げだし、そこでのびのびと、精一杯に黄色い花を咲かせている。かつては、帰化植物や逸出植物は、どうもあまり好きになれなかったが、最近、なぜかその姿が気になる。ひかれるような感じさえする。
似ている種類に、舌状花の基部に褐色の斑紋があり、真ん中の管状花が褐色をしているキンケイギクがある。こちらも花期は5〜7月ころだが、少し遅れて咲くように思う。
国道20号線を走ると、山梨県竜王町で釜無川に沿うところがあり、ここに何カ所かの駐車スペースと仮設トイレがあるので、時々休む。この辺は南アルプス前衛の山々を見るには絶好だし、意外にも帰化植物の宝庫である。車はひっきりなしに通るが、休む人など少なく、だからって、真っ昼間からの車の中のカップルにはちょっと困るぜ。

(2004.5.27更新)

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