セリバヒエンソウ 【 芹葉飛燕草 】

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東京都裏高尾町 4月下旬・撮影

飛び交う紫色の燕

花の長さは1〜2cmくらいで小さいが、花の形は説明するのがいやになるくらい複雑で、独特のつくりをしている。その姿を、空を飛ぶツバメに見立てて付けたという名は、言い得て妙でしゃれている。
中国原産の帰化植物で、日本には明治時代に渡ってきたと考えられているようだが、まだあまりなじみがない。ハンドブックタイプの植物図鑑では、載っていないものが多いと思う。
裏高尾の小仏峠へ向かう道すがら、紫色の小さなツバメたちは、初夏を思わせる草むらのなかで爽やかに飛び交っていた。

(2004.5.7更新)

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