大崩山【おおくえやま】 (1643m) |
九州最後の秘境,岩峰の屹立する大崩山に登ってきた。延岡市の北東20数km,上祝子(かみほうり)から入山し,湧塚コースを登り,坊主尾根コースを下りた。登山口を朝の5時半に出発したのに,帰り着いたのは夕方の6時過ぎだった。毎度おなじみの長時間チンタラ登山になってしまった。いくら日の長い初夏の九州で,おまけに天気がよかったからといっても,何か起こったらまちがいなく顰蹙ものだ。山はとにかくキツかった。金属製の梯子の多さでは,全国有数だろう。岩峰は,登山道にある下湧塚,中湧塚,小積ダキはよじ登ったが,上湧塚は基部までは行ったが最後のてっぺんはパスした。そんな12時間登山が無事できたのも,山の情報にくわしい麓の茶屋民宿に2泊し,コースのポイントをくわしく教えてもらい,早朝から朝飯や弁当を用意してもらえたからだ。食事も,鹿肉のたたき,猪の肉,天然ヤマメ,山菜,筍寿司,古代米ご飯などなどと,最高だった。そして,2晩とも近くの祝子川温泉「美人の湯」のタダ・チケットをくれた。昼の弁当代まで入れて,1人1泊5千円だった。よいのだろうか…。 |
(2009.5.27,28更新) |