エゾノコリンゴ 【 蝦夷ノ小林檎 】

6月の雨の中で

中部地方以北と北海道の山地に生える落葉低木で、高さ10mくらいになる。川岸や湿地などの湿った土地を好み、5〜6月ころにリンゴのような白い5弁の花を咲かせる。花の感じは、前回載せたズミにとてもよく似ているので迷うことがあるが、花の直径は3〜4cmほどでズミより明らかに大きく、葉も大きくて幅が広く、切れ込みがない。確かに、エゾノコリンゴとズミは似ている花だが、実物をよく見ていると、ふしぎなくらいに直感的に区別がつくような気がする。
秋には、まん丸で直径1cmほどの可愛らしい赤い実ができるそうだ。

(2004.6.8更新)

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