ヒロハレンリソウ 【 広葉連理草 】

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茨城県波崎海岸・6月下旬撮影

異国の地でも

明治のはじめころに、観賞用として移入され、その後各地に広まった帰化植物。港や街の中の空き地、牧場などで見かける。花は6〜7月ころ咲き、白色と赤紫色のものがある。赤紫色の花はそれは鮮やかで、遠くからでも、なんだろうと目に付く。1つの花の長さは1.5〜3cmくらいで、形はややふくよかな丸みがある。写真の右下を斜めに走っていて、ひれのような翼が付いているものが茎で、1〜3mくらい伸びる。そして巻きひげでまわりの茎や花茎にからみつき、放さない、離れない。その姿をもって“連理”というわけでもないのだろうが、どこかリアルで迫るものがあり、まさに異国の地にあって“連理の枝”ということなのだろう。

(2004.6.30更新)

 

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