コウボウムギ 【 弘法麦 】





茨城県 波崎海岸 6月下旬・撮影

砂浜を好む
海岸の砂浜によく生える草で,日本全国で見られる。砂浜は,植物の生育場所としては,抜群に悪い環境なのだろうが,よりによってそんなところを好むかのように生えている。草丈は10〜20cmほど。雌株と雄株があり,写真は雌株で,花が終わり,実ができ始めたころだと思う。名前は,「弘法大師の筆」のような麦の意味なのだろうが,このころになると,穂は硬く,知らずにさわるとすごく痛い。1枚1枚の写真に,ひとつひとつの思い出がある。
ムギはイネ科だが,コウボウムギはカヤツリグサ科。
(2006.6.19更新)

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