ヤマグワ 【 山桑 】




群馬県高山村 小野子山  6月27日・撮影

日本の山に自生しているクワの木をヤマグワ(またはシマグワ)という。一方,中国などから持ち込まれた種類で,桑畑で栽培されているクワの木をマグワ(またはカラヤマグワ,トウグワ)という。ヤマグワの木の高さは3〜10mで,マグワは6〜10mだが,大きなものは15mほどにもなる。葉や実(集合果)も,ヤマグワのほうがふつう小さい。花は4〜5月に咲き,実は6〜7月に熟し,赤色から紫黒色に変わると,甘くておいしいので,昔は子供たちがよく食べたそうだ。クワの実を食べているときは,唇がいつの間にやら紫色に染まってしまう。そして,舌をべろっと出すと,すごい紫色をしているので,小さい子はビックリして,気味悪がられる。実の汁が白いシャツにでも付いたら,洗ってもなかなか落ちないので困る。
(2009.6.30更新)

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