ルピナス 【 はうちわまめ 羽団扇豆 】  2014.6.30更新



群馬県嬬恋村 鹿沢温泉付近  6月20日・撮影


朝飲んだ自家製カモミール茶(herb tea 発音注意)が効いたのか、糖尿病の多尿症状が出ているのか、運転中ににわかに“小”がやって来た。最近は、いったん催すともうダメなのである。田舎の山道ではあったが、運悪く温泉街で人家もあれば人も歩いていた。パッと目に入った自動販売機の前に駐車スペースがあったので、慌てて車を止めた。ジュースでも買うふりをして、自販機の陰でいたした。緊急事態発生なのである。スッキリして振り向いたら、道路の向こう側はルピナスの花の大群落だった。不意を突かれて、ドキッとした。奇妙なタイミングだった。
花壇から逃げ出したのか、手入れがされなくなったのか、色とりどりのルピナスたちが、所狭しと花を咲かせていた。自由にのびのびとした花たちは、オイラの一部始終を見ていたのか…。似たような景色を、どこかで見たような気がした。似たような出来事がどこかであったような気がした。でも、思い出せなかった。このHPの名前も、そろそろ『老いに導かれて』に変えたほうがよさそうだね。
空き地には、2匹の犬がつながれていて、吠え立てられた。でも、ここでひるんだら男がすたると、犬の目をじっと見つめて、“よしよし、怪しい者ではないよ”と魔法をかけたのだが、あまり効き目はなかった。でも、本気で吠え立てられるようなこともなかった。そそくさと写真を撮ったらさっさと退散し、地蔵峠(湯ノ丸高原)へ向かった。
綺麗な花や珍しい花を偶然見つけるときは、なぜかトイレと関わりのあることが多い。ホント。
 (2014.07.04更新)


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