エゾシオガマ 【 蝦夷塩竃 】

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長野県 針ノ木岳 8月20日・撮影

朝の光を受けて

花の色が黄白色のシオガマで、亜高山帯から高山帯のやや湿り気のある草地に生える。草の高さは20〜50cmくらいになり、8〜9月ころに花が咲く。1つの花の長さは1.5cmくらいで、上唇は細長く尖り、下唇は横にずれるように広がっている。エゾの名は付いているが、本州中部以北と北海道に分布する。
花が鮮やかな赤紫色のシオガマに比べると、やはり注目度は低いが、朝の光を受けたクリーム色の花には、みずみずしい優しさが感じられた。

(2004.8.26更新)

 

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