コウリンカ 【 紅輪花 】

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長野県美ヶ原三城 7月25日・撮影

高原にも真夏の色彩

夏も盛りのころ、高原や山の草原では、このコウリンカの橙色の花が点々と咲く。草の高さは50cmほどだが、日本の野山にはこのように濃いオレンジ色の花はとても少ないので、人目をひく。どんな花だろうと近づいて見ると、色彩だけでなく、花びらが裾を広げたように垂れ下がっていて形も変わっている。咲き始めの花びらは横に広がって丸い輪のようになっているので、その名が“紅輪花”の意味であることがわかるが、花の最盛期には、こんな独特の形になる。別に、一夏を高原で過ごすトンボが羽を休めやすいようにと気を配ったわけでもないのだろうが、トンボには絶好の休み場所になっている。

(2004.8.7更新)

 

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