シオガマギク 【 塩竃菊 】

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北海道 夕張岳 8月1日・撮影

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岩手県 和賀岳 7月19日・撮影

これで同じ種?

夕張岳の前岳湿原あたりでこの花を見つけたとき、てっきりトモエシオガマだと思った。花は茎の上部に集まり、上から見ると巴状にちゃんとねじれていた。ところが、帰ってきてから図鑑を調べたら、トモエシオガマは本州の中部以北の高山草原に分布し、北海道に分布しているようには書かれていない。そこではたと迷ってしまったのだ。花のようすはいかにもトモエシオガマのように見えるけど、やはりシオガマギクなのだろうかと。
シオガマギクは山地の草原や高原によく見られ、花の穂は下側の写真のように、もっとすらっと長いと思っていた。この2枚の写真が同一種類とはとても見えないが、上の夕張岳のものは咲き終わりで、上の方だけに花が残り、下の和賀岳のものは咲き始めで、これから上の方の花が咲き出すという状態なのだろう。
でも、なんだか、いまだ釈然としないのである。シオガマギクの変種に、北方系のトモエシオガマ、シベリアシオガマ、朝鮮系のこのシオガマギクとミカワシオガマがあるそうだ。
ゴマノハグサ科、シオガマギク属。

(2004.8.31更新)

 

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