ミヤマトウキ【 深山当帰 】





長野県 八方尾根 8月上旬・撮影

当(まさ)に帰る
山地に生えるトウキの高山型の亜種。トウキは栽培もされ,婦人病や強壮薬として古くから有名な薬草。血の道に患い,里に帰された女が,このトウキの根を煎じて飲んで全快し,当(まさ)に家に帰ることができたという言い伝えからその名が付いたという。
ミヤマトウキの葉は,2-3回3出羽状複葉で,表面に光沢があり,葉柄は元のほうが鞘になって茎を抱く。高さは20〜50cmくらい。東北の山にも多く,イワテトウキ,ナンブトウキとも呼ばれる。

セリ科シシウド属
(2005.8.20更新)


表紙へ    花手帖1(1月〜6月)  花手帖2(7月〜12月)

inserted by FC2 system