長野県北安曇郡 9月15日撮影
野生のホップ
山地の日当たりのよい場所に生える蔓性の多年草。茎や葉に細かい逆向きの刺があるので、それで草や木にからみつき、高い所まで這い登る。
雌雄異株で、雌株には、秋になると、写真のようなマツカサ状の雌花がたくさんつき、中に果実ができるころには、大きさは1.5〜2cmくらいの球果状の果穂になる。形を見ればおわかりのように、ビールの苦みと香りを加えるホップの実にそっくりである。日本の山野に生える野生のホップといってもよい。ホップのことをセイヨウカラハナソウとも呼ぶ。
果穂にはホップのような香りがあるそうで、果穂に熱湯を注いで、飲むと、健胃、鎮静に効果があるそうです。まだ試してないので、ビールのようなあじがするかどうかは保証の限りではありません。生薬名は、ホップ、ホップ腺だそうです。
(2003.9.29、30更新)