サラシナショウマ 【 晒菜升麻 】  2014.10.24更新



東京都八王子市裏高尾町 10月18日・撮影


夏の8月頃に、北アルプスの山麓などで見られるサラシナショウマは、草の高さが1.5mほどもあり、花序が枝分かれし、花穂も30cmほどに長く伸びていることが多い。秋の高尾山で、写真のような小型のサラシナショウマを見かけると、はて、これで同じ種類なのだろうかと疑問に思ってしまう。
似た種類には、イヌショウマとオオバショウマがあるが、どちらにも小さな花に花柄がない。サラシナショウマには5〜10mmほど花柄があるのが特徴で、他の種類との区別点である。写真中央の下のほうの小さな花の元に、花の柄が写っている。
花の穂の長さはせいぜい15cmほどで小さかった。でも、白い花は今を盛りと、静かに咲いていた。図鑑にも、花期は8〜10月とある。
 (2014.10.24更新)



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