アメリカセンダングサ【亜米利加栴檀草】

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長野県松本市 崖温泉 9月28日撮影
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ひっつき虫

湿り気のある荒れ地や溝の縁などによく生え、茎は写真よりさらに分枝して、草の高さが1mくらいになる。花や実を採って、セーターなどに投げつけると、ピタッとひっつく。いわゆる子供たちが大好きなひっつき虫のひとつである。
北アメリカ
原産の帰化植物で、1923年(大正12年)には京都に入り込んでいたといわれている。花のまわりに細い葉のような総苞片がいくつも広がっていて、茎が赤褐色を帯びているのが特徴で、花のころはそれらの点で在来種のセンダングサと区別できる。
名前のセンダンとは、葉の形が、初夏に薄紫色の小さな花を咲かせる落葉高木のセンダンに似ていることから付けられたという。ただし、ことわざにある、「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」のセンダンは、インドなどに生育している香りのよい常緑高木のビャクダン(白檀)のことで、まったく別の木である。
なんともまぎらわしいのだが、どうしてこんなことになっちゃうわけ? 日本語って…。あとは各自で考えましょうね。

2003.10.14更新

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