カラムシ 【 苧、苧麻 】

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東京都八王子市 高尾山日影沢バス停 10月5日・撮影


繊維をとった

山野や人家近くの日当たりのよいところに育つ多年草だが、高さは1〜2mくらいになる。夏から秋、葉の腋に黄白色の雄花と、淡緑色の雌花をつける。花は小さくて目立たないし、ただ茎を伸ばして葉を茂らせるだけのどうってことない大きな草なのだが、かつてはこの茎(カラという)の皮を蒸し(ムシ)て繊維をとった。そこからカラムシという名が付いたという。だから、栽培していたものが逃げ出して野生化したともいわれている。別名をマオ、クサマオという。
写真は、葉の裏面に白い綿毛が生えていないので、アオカラムシという種類だと思う。

(2003.10.24更新1)

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