セキヤノアキチョウジ 【 関屋ノ秋丁子 】

 
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東京都小平市 都立薬用植物園 10月10日撮影

丁子形の花

シソ科の花で、低地から山地の日当たりのあまりよくないような林縁や草むらに生え、草の高さは1mくらいになる。秋に細長い筒形で長さ2cmほどの紫色の花をいっぱいつける。
セキヤノアキチョウジは関東と中部地方に分布し、岐阜県以西には、よく似ていて花の色が濃いアキチョウジが分布している。

花の形が丁子(ちょうじ)のような釘の形をしていることからその名が付いたという。また頭に付いた関屋とは、まったく不明だそうだ。
と、説明してもあまりよくわからないだろう。そもそも、丁子を知らなければわかりにくいな。
チョウジとは、フトモモ科(この科名はヘンですよね)の落葉高木で、その花のつぼみを干したものには独特の香りがあって、香料や薬用にされ、丁香、丁子香、クローブと呼ばれている。このつぼみを干したものがちょうど釘のような形をしているので、丁子形という表現もあり、その形に
アキチョウジの花の形が似ていることからその名が付いたというのだが、さてさて、わかりましたか? 説明がへたなせいか、どうもピンときませんね。
植物名の語源や由来は、調べていくとおもしろいのでしょうが、なんとなく眉唾のこじつけのようなところがあって、根気のないわたしには、調べるのも説明するのも、どうやら不向きのようです。

2003.10.9更新

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