オオオナモミ 【 大巻耳 】

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東京都東大和市 10月撮影

ひっつき虫

イガイガのような刺のついた実がセーターや服などによく着き、いわゆる“ひっつき虫”の代表格といってよい。でも、北アメリカ原産の帰化植物で、在来種のオナモミは、私の歩く場所が限られているせいか、最近あまり見かけなくなったような気がする。
草の高さは、ふつう1m前後だが、大きいものは2mくらいにもなり、葉もこの写真よりさらに茂った感じになる。葉の柄や茎が赤みをおびる特徴がある。
実を服に投げつけると、ピタッとくっつく。命中率はすごくいい。もちろん動物の毛にくっついて実が運ばれ、分布を広げてきたのだろうが、受粉については、意外にも風まかせの風媒花だという。

(2003.11.25更新)

 


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