ツワブキ

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東京都調布市 神代植物公園・11月26日撮影

 

初冬の海岸を黄色に彩る

ツワブキは、海岸の岩場や防風林のふちなどに自生している。晩秋から初冬に明るい黄色の花を咲かせ、潮風も冷たくなったころの海辺を彩る。葉の表面はてかてかしていてツヤがあり、大きな葉の形がフキに似ていることから、ツヤブキが訛ってツワブキの名になったといわれている。ツヤ、ツバ、ツワと呼ぶ地方も多い。常緑の葉と初冬の花が好まれ、庭にもよく植えられる。
春の若い葉柄は、フキのような独特の風味はないが、モチモチしていて柔らかく、佃煮、煮物などにする。九州では味噌漬けにしてお土産物にもなっている。おいしくて、いかにも暖国らしい風味があり、ご飯がすすむ。

(2002.11.22更新) 

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