マツヨイグサの枯れ穂  待宵草

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長野県北安曇郡 ・12月撮影

枯れ穂の穴

冬の河原は一面に雪で覆われ、マツヨイグサなどの枯れ穂が立ち残っている。枯れ穂は雪が降るたびに倒れかけながらも、真っ直ぐな自らの枯れ姿を頑なに修正しようとしない。曲がることを知らず、むしろいっそ折れることで、自らの夏の記憶を証そうとしているかのようだ。枯れた茎でも、いくらかは温かいのだろうか、どの茎のまわりも、わずかだが丸く雪が解け、細長い穴になっている。この穴は以外に深く、日によっては地面がのぞける。雪の下ではロゼットが広がり、かすかなぬくもりを立ち昇らせているのかもしれない。

1年間、飽きもせずにこのHPをご覧くださった方々、感想メールや誘惑メールをくださった方々、ご丁寧にリンクしてくださった方々、日本のどこかでコツコツとアクセスしてこっそり読んでくださっているあなたやあんさんに、心からありがとうとお礼申し上げます。
今日、やっと年賀状を投函し、その足で1000円の床屋に行き、帰りに駅前の王将で遅い昼飯を食い、事務所にもどって大掃除を中掃除程度にして、このHPの更新をし、ああこれでやっと1年が終わる。アップしたら、久しぶりに銭湯にでも行くとしよう。

では、皆さま、少し早いけど、良いお年をお迎えくださいまし。

(2002.12.29更新) 

 

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