キンカチャ 【 金花茶 】





東京都調布市 神代植物公園 1月下旬・撮影

中国の黄色い椿

花が人の心を魅了するのは、まずはその色にあるだろう。色は、私たちの目を奪い,私を虜にする。黄色いツバキの花を初めて見たときも、花の色がもつ不思議な力に引き込まれていくようだった。
 キンカチャは1965年に中国南部で発見され、黄色い花を咲かせるツバキとして一躍注目を集めた。広西チョワン族自治区と雲南省のベトナム国境近くの低い山地に自生し、高さは2〜3mほどになる。春に、光沢のある純黄色で直径4〜5cmの花をつける。
日本には1979年に持ち込まれ、当時は大変珍しいものだったが、最近では植物園の温室に行くとよく見かける。花は1〜3月ころに咲き、甘い芳香がある。この木の下では、つい見とれ、いつまでも立ち止まってしまう。
(2006.1.9更新)

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