フキタンポポ 【 蕗蒲公英、款冬 】

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東京都小平市 都立
薬用植物園 2月9日・撮影

早春の使者

フキタンポポは、日本の野山には自生していないし、帰化植物でもないが、最近栽培の鉢植えを見かけるようになった。春早くにタンポポのような黄色い花を咲かせる。花の直径は3cmくらいで可愛らしい。
ヨーロッパ、インド、中国などに分布し、野原などにそれこそタンポポのようにいっぱい咲いていることがあるそうだ。
花が咲く時期にはまだ葉は出ていないが、葉の形がフキに似ているので、その名がついたという。でも、同じキク科ではあっても、フキのなかまでも、ましてやタンポポのなかまでもない。
都立薬用植物園のロックガーデンにも植えられているが、先週の2月1日行ったときには、まだ全然咲いていなかった。漢名は款冬(かんとう)といい、漢方では鎮咳、去痰、利尿に用いられるという。
立春を迎え、やっと春の花がのせられるようになりました。

(2004.2.4更新)

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