マツユキソウ 【 待雪草 】
東京都小平市 都立薬用植物園 3月6日・撮影
雪の雫
ヨーロッパ中南部原産の球根植物だが、最近は春先の園芸草花としてよく見かける。まだ寒さの厳しい2月ころから、2枚の葉の間から1本の花茎をのばし、その先に白い花をひとつだけ下向きにつける。園芸店などでは、ふつうスノードロップ(雪の雫)と呼ばれていて、それは可愛らしい早春の花である。薬用植物園のロックガーデンでも、毎年春早くにこの花が咲いている。今年は、2月1日に行ったら、もう咲いていた。寒さにはよほど強いようで、健気な花だ。
(2004.2.10更新)
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