オウレン【黄連】

東京都小平市　都立薬用植物園　３月１５日・撮影

薬用植物

キクバオウレンともいう。北海道西南部と本州の日本海側に分布し，スギなどの針葉樹林の下によく生える。早春の雪解けのころに花が咲くので，そのころ日本海側に行かなければ，自然のものは見られない。太平洋側に住む者にとっては，なかなか出会えない。花は両性花と雄花があるそうだが，下の写真が両性花のように見えるのだが…。葉は１回３出複葉。本州，四国に分布し，よく似ているセリバオウレンは，２回３出複葉。根は黄色く，胃腸薬に用いられている。

（２００６．３．２２，２４更新）