ノビネチドリ 【 延根千鳥 】

 

群馬県片品村 尾瀬ヶ原 山の鼻
 6月24日・撮影


久しぶりに尾瀬を歩いてきました。
鳩待峠から入り,龍宮小屋に1泊して,大清水に下るお決まりのコース。ただし,今回は沼尻から三平下まで尾瀬沼の西側の道をたどった。所々にムラサキヤシオツツジの赤い花が咲いていた。
この時期の尾瀬は,ミズバショウは終わり,ニッコウキスゲにはまだはやく,ワタスゲの白い穂が風になびくばかりだろうとは思っていたが,仕事のかたもついたことだしと,とにかく出かけてみた。
年寄りのくせに朝が遅いから,車で戸倉に着いたのは11時近く。乗り合いタクシーで鳩待峠に入り,歩き始めたのは11時半を回っていた。
登り始めるときは,登山道入り口の写真を記録写真がわりに撮るのがクセになっているのだが,今回もファインダーをのぞいて撮ろうとしたら,ちょうど登山者が下りてきた。その人の顔を見て,アッ!とおどろいた。某有名山岳カメラマンだった。デッカイ三脚を背負っていた。遠慮なく,知らんぷりして,2枚ほどシャッターを切らせてもらった。2,3日前にその人の尾瀬の花の本を見ていたばかりだった。へぇー,プロはこんな早い時間にもう下りてきてしまうんだ。そうかー,昼間は商売にならねえーっていうからな。そんなことを思って,さあ,登るぞ,と歩き始めることにした。もっとも,ここの登山道はずっと下っていくだけなので,いたって楽だ。胸も苦しくならなかった。

(2012.6.27,28更新)


ノビネチドリの説明

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