オヤマノエンドウ 【 御山ノ豌豆 】

0704OYAMANOENNDOU-M.JPG - 47,536BYTES

山梨県 北岳 7月13日・撮影

高山のエンドウ豆

連日暑い。これは灼熱地獄だ。朝、といってもかなり遅いが、駅の温度計はすでに30℃に迫ろうとしている。事務所に出れば、天井の上はそのまま屋上みたいなおんぼろビルなんで、コンクリートの壁が温まってしまっている。午後になると、このバカの壁が煮詰まってしまって、水道の蛇口をひねるとしばらくは湯が出る。なんとも進んだ省エネビルなのである。もうよくは覚えていないけど、去年の長雨、冷夏が懐かしい。
そんなわけで、梅雨が明ければ夏山シーズンの始まりである。しばらくは高山植物を載せていこう。
オヤマノエンドウは、高山植物のなかでは花が早く、6月中旬から7月ころに咲く。高山帯の砂礫地や岩場などに張り付くように生えている。地下には太い根茎があり、多年草。マメ科特有の蝶形花は、紅紫色と青紫色のものがあるような気がする。旗弁と呼ばれる正面で上を向いた花弁が特に大きく、元のほうに白い斑点が可愛らしい。日本の特産種。

(2004.7.14更新)

 

表紙へ    花手帖1(1月〜6月)  花手帖2(7月〜12月)

inserted by FC2 system